自己を犠牲に出来るもの
未成年者の残忍な事件が相次いでいる。
いづれも裕福な家庭の子供である。
世間は
弁護士や、医者といった地位も名誉もある親の元、裕福な家庭に育った子供が何故?と思う。
しかしその背景には
父親は前妻が死後、すぐに再婚。若い後妻はすぐに妊娠。
後妻とうまくいかない子供を厄介者とした。
新しい命、若い新しい妻、新しい生活を送る父親。
前妻の子供はじゃあどうやって生きていったらいいのか?
思春期に女の子は父親の不貞は耐えられない。
同じケースで精神に異常をきたした女の子を他にも私は知っている。
彼女はその後、長く精神疾患を患っている。
子連れ再婚は前妻との子を蔑ろにするケースも多く見受けられる。
身勝手な両親がいかに子供を苦しめるかということ。
片親になったら、今後の人生を全て犠牲をして子供を守るという姿勢を見せなければおそらく子供は満足しない。
それほど愛情に飢える。
子供は、自分が巣立つまで親が自分のために必死に頑張っている姿を目撃する。それをもって愛を知り、確認し安心する。
男としてや女として生きるのをやめて、子供のために生きること決めた親に、貧困問題や思春期や青年期にいろいろな反発はあっても、大人になったときにおそらく感謝しない子供はいない。
親の愛情は自己犠牲ではなく、本能的に無償の愛でそうなるのだろうが。